2000年代ベスト!!

この前、あと3ヶ月もしないうちにゼロ年代が終わるということにいまさら気がついてびっくりした。

ゼロ年代の世界をキーワードで語ると、グローバリゼーション、9.11、新自由主義、インターネットということになるでしょうか。

2009年はオバマ大統領の誕生と日本の政権交代で、世界の流れがいい方向に変わりだした一年、ということになるといいですね。

個人的には、年代というよりも、2000年の4月に大学入学で東京に出てきて、それまでの田舎の子供の生活から都会の若者の生活へと全てが変わったので、2000年代はすべてが90年代とは違っていた。

ということで、何がいいたいかというと、世界の音楽メディアが2000年代のベストアルバムという企画をやりだしているので、おれもやってみたくなったのです。
Pitchforkのベスト20

音楽雑誌はこういう順位をつけるのが定番だけど、好きなアルバムに上下関係をつけるのはちょっと悲しかった。なのでこの順位は価値の上下を表しているのではなく、個人的によく聴いたものや意味を持つもの、そして今きいても色あせていないもの、という基準で選んだ。(リイシューやサントラ、ミックスやコンピレーションは除く)

僕にとっては、2000年代のポップミュージックは「引き算の美学」と「電子音楽による革新」いうことなのではと思う。70年代後半のパンク以降、また音楽にいろいろなものが足されるようになってきて、97年のRadiohead"OK Computer"を頂点にそれが飽和し、シンプルなもののよさに気がついた時代、エレクトロニックな音楽がポップな世界で革新のカギになった時代。


1.Radiohead "Kid A"
2000年代を象徴する一枚。


2.The Strokes "Is this it"
ロックンロール蘇生


3.くるり "The world is mine"
そして日本にはくるりがいた。


4.Phoenix "United"
最高のポップアルバム。


5.Royksopp "Melody A.M."
とにかくよくきいた


6.THEE MICHELLE GUN ELEPHANT "Last Heaven's Bootleg"
ライブ盤はずるいかな


7.Primal Scream "XTRMNTR"
Dance to punk


8.東京事変 "娯楽"
林檎が自由になった


9.Radiohead "In Rainbows"
Radioheadも自由になった


10.Daft Punk "Discovery"
世界中のアンセムになった


11.くるり "Team Rock"
大学時代のサウンドトラック1


12.曽我部恵一BAND "LIVE"
いくつもの夜をこえて


13.曽我部恵一 "Love City"
東京でくらしていくことの日常
http://www.sokabekeiichi.com/shop/r0045_lovecity.html

14.椎名林檎 "勝訴ストリップ"
東京にきて最初に買ったアルバム。これで僕の2000年代と東京での生活が始まった。上京してきた頃の何とも言えない気持ちに完璧にフィットした。新宿のカメラ屋さん、品川埠頭、山手通り


15.スーパーカー "HIGHVISION"
大学時代のサウンドトラック2


16.The White Stripes "Elephant"
保守と革新


17.Red Hot Chili Peppers "By the way"
2000年代の夏とドライブには、だいたいこのアルバムがかかっていた。


18. New Order "Get Ready"
復活


19.サカナクション "Go to the Future"
2000年代チルドレン。日本からこういうバンドが出てきてほしかった。


20. Camera Obscura "Biggest Bluest Hi-Fi"
ロンドンとワシントンDCで見たぜ


21.ペトロールズ "EVE2009"
今一番ナウい



個人的には、いろいろな音楽をきけるようになったのは大学に入ってからなので、60年代以降のいろんな音楽を2000年代の音楽と平行してきいていたわけで、今知っている音楽のほとんどは2000年代の記憶に結びついているのだけれど、2000年代リリースで、アルバム単位で今特に心に残っているのはこの2021枚。

アルバム単位ではイマイチだったけどこの曲!ってのがたくさんあるので、ベストソングというのもいつかやってみたい。

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