こっちに来てからというもの、図書館でサッカーを見ることがある。図書館に無線LANがあるので。今日も授業がなかったので勉強しようと思って図書館に行き、途中でカーリングカップのArsenal vs Liverpoolを見た。

以前、アーセナル戦を図書館で見ていた際に、ゴールを決めた瞬間思わず「っしゃ!」みたいな雄叫びを、静寂の中であげてしまってひじょうに恥ずかしかったので、今日はゴールが決まってもぜったい声を出さないこと、と自分に言い聞かせていた。なのでまさかのサイドバックInsuaのロングシュートが決まったときも、びっくりしたけどなんとか声は押さえ、両手を突き上げるくらいに留めたのである。

そんななか、終盤になって待望のAquilaniが公式戦デビューを飾った。彼は中盤左サイドでボールを持っていた。僕は油断していた。次の瞬間、目の覚めるようなロングレンジのサイドチェンジのパスが、どんぴしゃのタイミングでスパッと右サイドに通った。

「うおっ!」

っと僕は思わず声を出してしまった。恥ずかしかったのでその後「ゴホゴホ」とか言って具合が悪いみたいな感じでごまかそうとしたけど全然ごまかしきれていなかったとおもう。ものすごく美しい軌道だった。

ということで、何が言いたいのかというとAquilaniは期待通りのいい選手だということです。アロンソがいなくなってからあまり見られなくなった100パーセントのロングパスが堪能できる日も近いので、ロングパスふぇちの僕としては大変うれしいです。

あーなんか最近趣味のことばっかりしか書いていないので、しっかり勉強してもうちょっと英語関係の小ネタのこととかも書いて行きたいです。そして城島の件は悲しすぎです。

今日の一曲

この曲ものすごい好きなんだけど、この前結構最近の曲ばっかりかかる大学の売店でかかってて、何で今頃?(リリースは1990年)と思ったらリミックスが出ていたもよう。

もともとはニールヤングの曲。


Andrew Weatherallのミックスもあるんやけどこれもすきです。前半いかにもAndrew Weatherallっぽいけど後半ちゃんと原曲をいかしてる。

LiverpoolとU2

無事引っ越しも終了し、新しいホームステイ先での生活が始まった。

最寄りのバス停まで徒歩15分なのがつらいけど、そこはスケボーで疾走するとして(気づいたけど、アメリカは道路が広いからスケボーができるんやね。例えば西荻窪などで家から駅までスケボーとか道が狭くて人もいるから無理)、ホストマザーは面倒見がよくて、ご飯もなかなかヘルシーでおいしいし、いろいろ食材を買ってくれるし、英語も教えてくれるんでいい感じです。部屋もバリ風?のインテリアで収納も多いので完璧。CD入れる棚まであった。

日曜、荷物の整理を休んで意気揚々とLiverpool対Unitedを観戦しようと公式サイト(録画中継)に行ったら、ヨーロッパのサマータイムが終わった関係で時差が一時間ずれてて、違う番組がやってた。試合前のプレビュー番組かと思ってそのままにしてたら、司会のお姉さんが笑顔で、

「クライシス?確かにクライシスでした。しかし、トーレスとエンゴグのゴールで・・・」

うわ。結果分かっちゃったよ・・・

ということで、結果を知らずにハラハラしながら見る感じではなくなって面白さ激減でした。でもまあ勝ってよかった。みんなよくがんばった。キャラガーに男気を感じた。アッガーもよかった。ルーカスもベナユンもよかった。トーレスはやっぱ何かを持っている。

腹筋セクシー。おれも今日から腹筋をがんばることにする。


そして夜はU2 on Youtubeを見たけど、こちらもやっぱ一回生で見ていたのと演出もほぼ同じだったので、やはり初見ほどの感動はなかった・・・。でもダウンロードしたんで、これから何回も味わいます。今回はWalk onの後にYou'll never walk aloneをちょっと歌ってた!ので、リバプールの勝利を祝ってくれたのか?と一瞬思った。

あとボノが立ち上げた(RED)というアフリカ支援のキャンペーン(チャリティではなくビジネスモデルだと主張されている)で、ちょうどコーヒーのタンブラーが欲しかったのでスタバのを買いました。リバプールの色でもあるしね。それと""World is Africa"というコンピレーションアルバムも。この(RED)の製品、コンバースが特に値段も手頃でかっこよくていいとおもう。

今日の一曲:

城島


電撃会談 城島 王会長 福岡ソフトバンク参戦 福岡市内の料亭で3時間…ジョー笑顔

もしこれで城島が来てくれたら、携帯はソフトバンクにする。
「(選手として)バリバリの状態で福岡に戻りたい」「今の自分があるのはホークスのおかげであり、ユニフォームを脱ぐ時は福岡でホークスのユニフォームを脱ぎたい」 って言ってたのを信じてます。
お金じゃないよね。



そして明日はLiverpool vs Manchester United!
さらにU2 on Youtube &引っ越しです。
先日、アメリカにきてはじめて銀行に行った。MacBookを買ったときのキャッシュバックで、Appleから小切手が届いたので現金にしたかったのだ。ところが僕は小切手というものをもらったのが初めてだったので、どうすればよいかよくわからず、とりあえずその小切手に書いてある銀行が学校の近くにあったので、行ってみることにした。

窓口に並んで自分の番になり、ちょっと緊張しながらまず最初に「アメリカで銀行に来たのこれが初めてなんですけど・・・」と窓口のお姉さんに言うといきなり「Wow, Congratulation!」と言われ、ハイタッチをもとめられた。

僕は驚いた。日本で銀行のお姉さんといえば制服をかちっと着て、サラサラとお金を数える、隙のない女の人、というイメージである。ところがアメリカでは銀行のお姉さんは客とハイタッチをするのである。

その後もお姉さんはアメリカにきて何をやってるんだとか、この小切手は給料か、など、いろいろなことをきいてきた。僕は現金を受け取り、アメリカのフレンドリーさってすげえなあ、とあらためて思った。アメリカの働いている人たちは、職場でもあんまりルールに縛られず、自分を殺していないので、けっこう面白い。それが裏目に出てテキトーにやってる人もよくいるけど、まあそれも人間らしくていいじゃないか。にんげんだもの。僕はふだん仕事をしていると、なんか仕事モードになってしまって、なかなかうまくフレンドリーに振る舞えないときがけっこうある。なんかそういうのってつまらんと思う。こういう銀行とか堅い場所でハイタッチというのもなかなか面白かったので、仕事中もう少しリラックスしてフレンドリーに行こうと思った。ゲマインシャフト!

今日の一曲:


あとこれすごい


リバプール、現在4連敗中と大変厳しい状況です。
シャビアロンソの不在を嘆く人もいるけど、去年はアロンソなしでユナイテッドに4-1で勝ったわけだし・・・。


そして昨日、アロンソの後継者として期待大のアクイラーニ(リハビリ中)が、リザーブの試合に15分出た!公式サイトで映像見たけど、アロンソを彷彿とさせる切り返してのサイドチェンジもあり、あとボールの蹴り方もなかなか華麗でよかったです。アロンソ以上に走れて攻撃的らしいので期待して待ちましょう。今の我々はこういうニュースが心のよりどころになってしまう状況です。


Youtubeにもありました。



この試合後のインタビュー、彼(イタリア 人)の、英語が下手!なんだけど、何とかがんばろうとしてる姿が、語学学校にいる僕らと同じ感じで微笑ましかった。リバプールに来る外国人選手はやっぱ最初は英語に苦労するらしい。おれもリバプールに行った時、マジカルミステリーツアーっていうビートルズ関係の名所をバスで回るツアーに参加したんやけど、そんときのガイドの兄ちゃんがしゃべってる英語が衝撃的にわからんかった。リバプール訛りハンパねえ。

英語といえば、トーレスがこの前出した自伝「My Story」に、英語の苦労話が載っとるんやけど、それが同じ英語に苦労してる身としてむちゃくちゃ共感できて面白いです。


・英語が少しはできると思ってたけどイングランドに来たら全然だめだった
・正直に「聞き取れなかったんでもう一度言ってください」と言えって言われてたけど、言いにくいからいつも「No」ってボソボソ言ってた
・コストコに行ったけどカードを持ってないと買い物できないのを知らず、英語で説明できなかったからそのまま帰った
 ・ラジオを聴いたり、街で見かける広告を訳してみたり、字幕付きで映画を見たりした
・ DSの英語トレーニングソフトを持ち歩いてた
・ビートルズの曲で勉強した
・英語で電話を受けるのが恐ろしくてたまらなかった
・ホテルのルームサービスに電話したらだいたい意図したものが出てきてうれしかった
・火災報知器の誤作動で消防署から電話がかかってきたけど、何を言ってるのか全く理解できなかった。数分後、消防隊が出動してきた(!!)


スーパースターとは言えどやってることが俺らとまったく同じでむちゃくちゃ親近感が湧きます。どうやって電話恐怖症の克服に取り組んだかというと、英語の家庭教師にすすめられて、買う気もないのに新聞広告に出てる車や犬や猫について電話で問い合わせる、っていうのをやったらしい。そして実際電話したら、何もわからなくてパニックになってチームメイトのペペレイナに助けを求めたという。笑

レイナ。超いい人らしい


俺も電話かなり苦手やけん真似してやってみようかな。


今日の一曲:

スカーレットヨハンソン、歌もいい。うまいっていうか雰囲気。

これはすごい!
U2の360°tour LA公演が全世界にYouTubeで生中継!
YouTube史上初。



96000枚がソールドアウトらしい、今度の日曜10月25日のLAでの公演。
日本時間はYouTubeのU2チャンネルだと12:30pmとあるけど、これは月曜の昼。

U2のサイトによると再放送も2回あるらしいが何時からかは不明。

詳しくはこちら
http://www.u2.com/news/title/live-on-youtube-this-sunday

すごい時代になったもんだ
ワシントンDC公演のレポートはこちら

今日の一曲


この曲、歌詞がいい。

"I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight"

She's a rainbow and she loves the peaceful life
Knows I'll go crazy if I don't go crazy tonight
There's a part of me in the chaos that's quiet
And there's a part of you that wants me to riot
Everybody needs to cry or needs to spit
Every sweet tooth needs just a little hit
Every beauty needs to go out with an idiot
How can you stand next to the truth and not see it
Oh, a change of heart comes slow

It's not a hill, it's a mountain
As you start out the climb
Do you believe me or are you doubting
We're gonna make it all the way to the light
But I know I'll go crazy if I don't go crazy tonight

Every generation gets a chance to change the world
Pity the nation that won't listen to your boys and girls
'Cause the sweetest melody is the one we haven't heard
Is it true that perfect love drives out all fear
The right to appear ridiculous is something I hold dear
Oh, but a change of heart comes slow

It's not a hill, it's a mountain
As you start out the climb
Listen for me, I'll be shouting
We're gonna make it all the way to the light
But you know I'll go crazy if I don't go crazy tonight

Baby, baby, baby
I know I'm not alone
Baby, baby, baby
I know I'm not alone

It's not a hill, it's a mountain
As you start out the climb
Listen for me, I'll be shouting
Shouting to the darkness
Squeeze out sparks of light
You know we're gonna go crazy
You know we'll go crazy
You know we'll go crazy if we don't go crazy tonight

Oh, slowly now
Oh, be slow

Culture Jam

学校で気の利いたシャレを見つけた


道路の一時停止の標識にステッカー ナイス

カルチャージャムはまじでかっこいいです
友達のNくんが編集したこの本を読んで!





今日の一曲


ホークスの今シーズンが終わったもよう。今年はケガ人に泣かされた・・・今年の殊勲賞は長谷川と田上と摂津やねー。ムネリン最後まで調子出らんかった

インターンの困難

大学のオフィスでのインターンが始まった。
英語オンリーで働くという初めての経験だ。
4時間だけなのに、どっと疲れた。
肩と首がこりまくった。
なんでこんなに疲れるのだろうか。

感想
・外国人の名前は覚えるのが大変だ。日本人の場合だいたい、山本さんとか前田さんとか、だいたい一度はきいたことのある名前なのですぐにおぼえられるが、英語だとそういうわけにはいかない。しかもアメリカは移民とか世界各国からきているのでよけいだ。男性であれば世界のサッカー選手の名前がちょっとヒントになるが、特に女性。こまめにメモることにした。

・やはり外国でも挨拶は大事である。まず最初にオフィスの人にひとりずつちゃんと挨拶と自己紹介をして名刺を渡しておいたおかげで、いろいろ助けてくれた。

・職員はみな個室を持っていて、窓口の対応はインターンの学生がやっている。これはフレンドリーな雰囲気になるし大学のことよく知ってるしよいかも。

・仕事上の英語は語彙が限られているし、文脈もはっきりしているので何とかなる。しかし、学生が早口で訪ねてくるとよくわからん。

・疲れるのはまず何がどうなっているのかよくわからんのと、アメリカの職場における適切な振る舞いがよくわからないのと、英語で突然わけのわからんことを言われたらどうしようと常に緊張しているからである。下手な英語でもがんばれば通じるだろうに。できるだけ考えて、あとは文法が多少変でもかっこつけずにいってまえ!

・まじで日本語で仕事ができることのありがたさを実感した。仕事で日本語が使えるならなんでもできる気がした。知らない課長に話しかけるのとか、いろんな部署に根回しするのとか、英語で仕事するのに比べたら余裕やん。と思った。


大学院の入試担当の部署に配属になり、今は担当者が毎週のように入試説明会で全米に飛び回っていていないので基本的に放置されている。そして初日から何も教わらないまま、英語もイマイチな門外漢が、いろんな人が訪ねてくる窓口のフロントラインに座らされるのである。今日は朝オフィスに行ったら誰も教えてくれる人がおらず仕事もなく、午後出直した。午後、エイミーという同じインターンの、金髪ショートヘアで同い年くらいのかわいい大学院生がいろいろ親切に教えてくれて、ありがたかった。ちょっと鼻毛が出てたけどまあいいや。仕事でキャンパスを30分くらい歩いていても会話が途切れなかったので意外と俺の英語もいけるんじゃん、と思ったけど、その子は昔韓国で英語教師をしていたかからと、アジア、大学、政治という共通の話題があったからだと思うので油断せずにがんばろう!

今日の一曲:
この林檎ちゃんの声!と照れ顔!


かわいい・・・


この二人は福岡の誇りやねえ。。。

90年代

サンディエゴに来てから髪を一回も切ってなくてロンゲもいいとこだったので、自分で切ってみた。
そしたらやっぱ失敗した。鏡は前後左右が逆になるから難しい・・・
なんで慌ててヘヤーサローンを予約して行ってきたら、スタッフ一人で忙しいらしく慌ててきられて90年代初期ミスチル桜井みたいな髪型にセットされた・・・これはありえんやろー!

before
after



まあ失敗をリカバーすんのが難しかったってのもあるかもしれんけど、明らかに手早く終わらせようとしてる感があった。ワックス洗い流さんまま切りよるし!

最近買ったスケボーに乗って行ってきました。これから毎日スケボーでキャンパスを疾走します。おれってアメリカン!


今日の一曲:
ミスチル探してて見つけたけど、最初の歌い方完全にボブディラン!


2000年代ベスト!!

この前、あと3ヶ月もしないうちにゼロ年代が終わるということにいまさら気がついてびっくりした。

ゼロ年代の世界をキーワードで語ると、グローバリゼーション、9.11、新自由主義、インターネットということになるでしょうか。

2009年はオバマ大統領の誕生と日本の政権交代で、世界の流れがいい方向に変わりだした一年、ということになるといいですね。

個人的には、年代というよりも、2000年の4月に大学入学で東京に出てきて、それまでの田舎の子供の生活から都会の若者の生活へと全てが変わったので、2000年代はすべてが90年代とは違っていた。

ということで、何がいいたいかというと、世界の音楽メディアが2000年代のベストアルバムという企画をやりだしているので、おれもやってみたくなったのです。
Pitchforkのベスト20

音楽雑誌はこういう順位をつけるのが定番だけど、好きなアルバムに上下関係をつけるのはちょっと悲しかった。なのでこの順位は価値の上下を表しているのではなく、個人的によく聴いたものや意味を持つもの、そして今きいても色あせていないもの、という基準で選んだ。(リイシューやサントラ、ミックスやコンピレーションは除く)

僕にとっては、2000年代のポップミュージックは「引き算の美学」と「電子音楽による革新」いうことなのではと思う。70年代後半のパンク以降、また音楽にいろいろなものが足されるようになってきて、97年のRadiohead"OK Computer"を頂点にそれが飽和し、シンプルなもののよさに気がついた時代、エレクトロニックな音楽がポップな世界で革新のカギになった時代。


1.Radiohead "Kid A"
2000年代を象徴する一枚。


2.The Strokes "Is this it"
ロックンロール蘇生


3.くるり "The world is mine"
そして日本にはくるりがいた。


4.Phoenix "United"
最高のポップアルバム。


5.Royksopp "Melody A.M."
とにかくよくきいた


6.THEE MICHELLE GUN ELEPHANT "Last Heaven's Bootleg"
ライブ盤はずるいかな


7.Primal Scream "XTRMNTR"
Dance to punk


8.東京事変 "娯楽"
林檎が自由になった


9.Radiohead "In Rainbows"
Radioheadも自由になった


10.Daft Punk "Discovery"
世界中のアンセムになった


11.くるり "Team Rock"
大学時代のサウンドトラック1


12.曽我部恵一BAND "LIVE"
いくつもの夜をこえて


13.曽我部恵一 "Love City"
東京でくらしていくことの日常
http://www.sokabekeiichi.com/shop/r0045_lovecity.html

14.椎名林檎 "勝訴ストリップ"
東京にきて最初に買ったアルバム。これで僕の2000年代と東京での生活が始まった。上京してきた頃の何とも言えない気持ちに完璧にフィットした。新宿のカメラ屋さん、品川埠頭、山手通り


15.スーパーカー "HIGHVISION"
大学時代のサウンドトラック2


16.The White Stripes "Elephant"
保守と革新


17.Red Hot Chili Peppers "By the way"
2000年代の夏とドライブには、だいたいこのアルバムがかかっていた。


18. New Order "Get Ready"
復活


19.サカナクション "Go to the Future"
2000年代チルドレン。日本からこういうバンドが出てきてほしかった。


20. Camera Obscura "Biggest Bluest Hi-Fi"
ロンドンとワシントンDCで見たぜ


21.ペトロールズ "EVE2009"
今一番ナウい



個人的には、いろいろな音楽をきけるようになったのは大学に入ってからなので、60年代以降のいろんな音楽を2000年代の音楽と平行してきいていたわけで、今知っている音楽のほとんどは2000年代の記憶に結びついているのだけれど、2000年代リリースで、アルバム単位で今特に心に残っているのはこの2021枚。

アルバム単位ではイマイチだったけどこの曲!ってのがたくさんあるので、ベストソングというのもいつかやってみたい。

グーグルだもの

Google Voiceというgoogleの電話サービスの招待メールが届いた。
このサービスが日本でも広がれば携帯電話会社は壊滅的な打撃を受けて携帯料金に毎月何千円も払わなくてよくなるかも。

このサービス、サウジアラビア人の友達が授業のプレゼンで興奮気味に教えてくれたものなんだけど、主なメリットは以下のようなもの。

○アメリカ国内の通話は無料!
○国際電話も激安(アメリカ→日本が、固定電話あて1分3円、携帯あて1分14円)(1ドル100円の場合)
○留守電メッセージが文字になってWebで見れる(最初は英語の電話の聞き取りは難しいので便利)
○もちろん国際電話以外のサービスは全部無料

どのようにやるのかというと、グーグルから招待状が届くと、まず好きな電話番号を一個ゲットすることができる。

これは地域を指定して空いてる番号の中から選べる。おれはちょっとかっこつけてニューヨークの電話番号をゲットして、下四桁は誕生日にした。

そして、この電話番号に電話がかかってきたら、携帯に転送するか、職場に転送するか、家に転送するか、もしくはそのすべてに転送するか選べる。

電話をかける時は、google voiceのweb上から、相手の電話番号と自分の電話番号を入れれば、つながるのです。そして携帯会社にお金を払う必要はない!

このサービスのすごいところは、スカイプと違って電話番号がもらえて普通に電話として使えるというところ。

ただ、一回ネットにつながないといけないのでネットが使える環境がないとダメなのが難点。


なので、これが日本で始まった場合の第一段階としては、

・携帯電話は基本料金が一番安いやつにして、電話をかける時は携帯でgoogleのサイトにアクセスしてから電話をかける

ってことになるけど、これだとパケット代がかかるよね。なのでやっぱ将来的には、全国でパケット通信じゃなくてipod touchとかiphoneみたいにワイヤレスのネットワークで無料でネットに繋げるようになれば(アメリカは街中で無料で繋げるところがけっこうある)、電話代が月数百円で済む時代になるか?

でもそうすると携帯会社はやばいから基本料金を値上げしたりするのかな。

このgoogle voiceは本当に携帯会社にとってはヤバい存在で、アメリカでは裁判とかにもなってる。でもアメリカという国はテクノロジーの進化は止めないと思う。そしてgoogleはなんでも無料でやってまうからすごい。でもこれが普及したら電話関係で働いてる人はみんな失業したりして大変なんで、会社はなんとかして消費者からお金を取るような仕組みを考えるんだろうか。

例えば電話に限らずgoogleが何でも無料にしてしまった世界を考えたとき、それは社会全体にとっていいことなのだろうか。これからの世の中、どんどんそういう間接部門というか単純作業は減っていって、必要な労働力は減っていくのだろうか。そうすると、普通の労働者の人たちにとっては、収入が減って生活がくるしくなるのか?それとも無駄な支出も減るから労働時間が短くなって人生を満喫できるのか?


とりあえず、招待状をリクエストしてから届くまで3ヶ月くらいかかったから、これからアメリカ行く人は早めにリクエストしといた方がいいよー。携帯代がかなり節約できます。

https://www.google.com/voice

今日の一曲:
最近話題のRadioheadトム・ヨークとレッチリのベーシストの新バンド。かっけー。さすがレッチリのベースはファンキー。トムのソロアルバムの曲。
U2のワールドツアー「U2 360° Tour」@ワシントンDCに行ってきた!
会場はFedex Fieldというアメフトのスタジアムで、フェス以外では今まで行ったライブの中で一番でかかった。
でかいスタジアムの一番後ろの30ドルの席だったけど、十分体感できた。30ドル以上の価値ありすぎ。
アメリカの首都での開催ということで、アメリカという思想、民主主義という思想が全体を貫くテーマになっていたように思う。
音楽とテクノロジーと平和と民主主義の素晴らしい融合だった。


前座はあのMuse、Museを見たのは大学2年?の時のZepp Tokyo以来。こんな形で再会するとは。最近のアルバムはノーチェックだったけど、Time is Running Out、Plug in Baby ではあのミューズ特有の意味不明にテンション上がる感じを楽しみました。U2のファンも楽しんでた。特に大学の学祭で歌ったのが今となっては恥ずかしいPlug in Babyのバカっぽいリフは激懐かしでした。Plug in Babyやんないかなーと思ってたら2曲目くらいで後ろの人も「Plug in Baby!」て叫んでてナイス!と思った。結局ラストにやってました。未だに人気なんすね。イギリスではウェンブリーでやるようなモンスターバンドになってるとは知らなかった!



そしてU2、ステージは360°ツアーということで360°どこからでも見える作りで、ライティングとか映像の迫力がすごかった。

そして最初っから最後まで本当に大名曲ばかりで、こんな曲を80年代からずっと作り続けてきて、最新アルバムの曲もかっこいいし、本当にすごいバンドだと思いました。そしてライブで聞くと名曲が何倍も名曲になる。平和とか民主主義とかそういう大きなテーマは関係なく曲がものすごくいい。

アメリカのお客さんの楽しみ方は基本的にシンガロングで、スタジアム最上階の席でもみんな歌いまくってて、踊ってる人もたくさんいた。となりのオッサン(太り気味で野球帽かぶって、絶対SUVとか運転してそうないかにもな白人)声でかい!腹から声だしとるし!でも日本ではライブで歌うと文句言う人もいるけど、こういう楽しみ方も全然ありでしょう!ロックの本場アメリカです。という感じで終わったらおれも声枯れてた。


ボノは曲のイントロやアウトロに合わせていろんな曲の一部分を歌うのが定番で、ロンドン公演では

London Calling(Clash) → Beautiful Day → Blackbird(Beatles)
I Still Haven't Found What I'm Looking For → Movin' On Up(Primal Scream)
Sunday Bloody Sunday → Rock The Casbah(Clash)
Walk On → You'll Never Walk Alone(Liverpool FCの歌)
Mysterious Ways → Norwegian Wood(Beatles)

っていうたまらん選曲だったらしく、特にリバプールファンとしては、「Work on」から「
You'll Never Walk Alone」の流れはすごすぎ!これを楽しみにして行ったのですが、考えてみればClashもPrimalもLiverpoolも全部イギリスのものなので、この日は結局、

Beautiful Day → Blackbird(Beatles)
I Still Haven't Found What I'm Looking For → Stand by Me
Amazing Grace → Where The Streets Have No Name

だけでした。
Stand by Meもみんな熱唱。というか合唱。
会場ではもっとちゃんと演奏聞こえるけど、こんな感じ。



一番感動したのは、イランのストリートのProtesterに捧げた「Sunday Bloody Sunday」と、
アウンサンスーチーさんに捧げた「Walk on」だった。泣きそうになった。



その他、ワシントンDCいうことでオバマ大統領のみならず、ブッシュ政権でエイズ予防キャンペーンに協力してくれた政治家、もちろんアフリカへの言及もあり、「デモクラシーのためには、右も左もないんだ」みたいなことをさかんに言っていた。そしてそのメッセージを聞いて盛り上がっている、アメリカの首都で暮らして働いているであろう数万人の老若男女のU2のファンに囲まれていると、世界はよくなっていくに違いないというようなものすごくポジティブな気持ちになっていく。

こうやってU2のファンが数万人集まって、物理的に目に見える形で平和や民主主義を称えているのを見ると、世界は変わるんじゃないかって本当に思えてくる。たとえば村上春樹の小説が数百万部売れて、読んだ人が何かしらのエネルギーを感じたとしても、そのエネルギーが集結して放出されるのをこの目で見ることはできない。それは電車の中やベッドの上で一人一人におこる。ところがロックのコンサートでは、たくさんの人が音楽をきいて感じた何かしらのエネルギーが一カ所に集まって放出されるのを、この目で耳で体で体感することになる。そういう意味で音楽のライブというものはすごい。ミュージシャンたちがこの音楽のパワーを社会のために使いたくなってしまうのも無理はない。というようなことを、U2をアメリカの首都の巨大な会場で聞いてみて感じました。

しかし数万人でこれなんで、村上春樹の小説が数百万部売れるということ(がもたらず潜在的なパワー)は実は本当にすごいんだろうな、と思った。1Q84、読んでないからどうなのかわからないけど。田中康夫とロックフォトグラファーのクボケンジさんは全否定で、二人ともノルウェイの森の初めの飛行機のシーンをぼろくそに言ってたのが面白かった。さて、おれは読んでみてどう感じるかな。

そしてみんなデジカメとかでビデオ撮ってライブ直後からYoutubeに上げすぎ。でもYoutubeじゃすごさが全然伝わらない。

今日の一曲:


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