夏休み読書感想文

夏休みなので読書中です。

「ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ」という本を読んだ。



情熱に溢れた若手官僚の留学記なので、たまに文体がクサかったりするけど、内容は世界の公共政策分野の最前線の様子が垣間みれて刺激的です。

あと、海外経験ゼロから留学してここまでのことを経験した筆者のエネルギーはやはりすごい。おれもちょっとは見習わないと。「脱・官僚」というのは官僚自体の否定ではなく官僚の組織を変えて本当に能力のある官僚が働きやすい環境を作ることだと思う。


優秀だけど仕事ばっかで疲弊してたシスコのSEがNPOのシステム構築のボランティアをして「楽しかった、自分のスキルがこんなに社会に役に立つとは」と語り、会社も社員のモチベーションアップのためにそれを推奨している、というエピソードが印象的。
あと、「公共組織の抱える課題は政策そのものよりも組織マネジメントである」というある教授の発言には、公共組織で働く若手はみんな納得だと思う。

これからは、ただの単純作業をするボランティアではなくて、それぞれの人が持っている能力を、会社とか家族のためだけじゃなく社会とか地域コミュニティのために、妙な気負いとか照れを感じることなく気軽に使える機会が増える日本になっていくといい感じになると思います。ITとか経営とかデザインとか、料理とか子育てとかガーデニングとか音楽とか、どんな能力でもいいんで。

そこで、さて自分にはそういう専門的な能力がないので、精進せないかんと思った。


今日の一曲:


Oh man, I dunno like...health insurance
The homeless & world peace
& aids & education ... i m tryin to do right
But. ..hey
Life after bush & gorbachev
The wall is down but something is lost
Turn on the news it looks like a movie
It makes me wanna sing louie louie

マイケルムーアの新作で使われているとのこと。
http://newsweekjapan.jp/column/machiyama/2009/09/post-60.php

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