今日、例のマイフェイバリット先生の提案で、学校でPotluck Party(食べ物を持ち寄ってのパーティ)があった。多国籍のクラスメイトがそれぞれの国の料理を持ってくるというコンセプトである。

アメリカでは寿司が一番有名な日本食だが(人口一人当たりの寿司屋の数は日本以上なのではないか)、わたくしは常々、寿司が日本食を代表するということに関してつよい危機感を持っていた。というのも、寿司はわれわれは日常的には食さないのであって、アメリカで言うハンバーガー、イタリアで言うパスタ等には当たらないのである。

そこで寿司に代わる日本代表として、われわれが日常的に食する物は何か、とかんがえた際に、わたくしの脳裏に真っ先に浮かんだのははやりラーメンであった。わたしはラーメン好きだ。たとえば女好き、と言った場合、女の子であればやたらと誰でも好き、ということになるが、同様に、わたしはラーメンであればだいたいなんでも好きだ(ただしとんこつにはちょっとこだわりがある)。しかし、うまいラーメンを自作してパーティに持参するのは至難の業である。

次に、われわれ庶民が日常的に食しておいしいもの、と考えたのちに浮かんだのは「豚肉の生姜焼き」であった。これはわたくしが個人的に好きだからである。しかしこれもパーティには適さないであろう。さらに、イスラム教徒には豚肉は禁じられている。

しかし、わたしは大切な日本人のソウルフードを忘れていた。・・・カレーライスである。日本人なら、老若男女みんなカレー好きだよね。そして庶民の食卓の王道メニューだよね。そして、純粋な日本生まれではなく、他国のものを持ってきて日本流にアレンジしてよりよいものにする、という点でも日本らしさを象徴している!他国出身なのに大和魂をみせる、まさに日本食界のラモス瑠偉である。

ということで、わたしは風邪でフラフラな体に鞭を打ち、鶏肉でダシを取りつつカレーライスを作成し、まずは夕食にホストファミリーにふるまった。

大好評であった。ホストマザーは、インドカレーは嫌いなのだが、ジャパニーズカレーは最高、とのことで、翌日もランチ用に職場に持参し、同僚に見せびらかしたとのことだ。ホストファザーも笑顔で何倍もおかわりしていた。そして、ベジタリアンのホスト娘のためには肉なしを作成した。彼女もとても気に入り、翌日学校にも持参したとのことであった。

ということで、自信をもって学校のパーティにのぞんだが、はやり好評で、スペイン、カザフスタン、サウジアラビア人なども大変気に入ってくれた。カレーばんざい!カレーは俊輔のフリーキック並みにワールドクラスだ。ジャパニーズカレーはunderrated、日本代表としてもっと有名になっていい。

他国の情報としては、やはりタイのパッタイがうまかったです。あと、甘いチヂミがあるというのを初めて知りました。そしてマイフェイバリットティーチャーはたいへんオーガニックなアボガド入りサラダと手作りパンを作ってきてくれ、やはりわたくしの心を掴んだのであった。カレーを作ってきたわたしに「料理ができる男の人って好きよ♡」と言ってくれたので、「カレー以外はあんまし作れんけどね」というのは心にしまって素直に喜んだ。

今日の一曲:






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