アメリカで初めて映画館に行ったぜ。

ルームメイトに映画に誘われて最初おれは「Bruno」を主張したけど、彼の友達がゲイが嫌いだから、ということで却下。

でルームメイトのセレクションで無難そうな「(500)Days Of Summer」というラブストーリー系の映画になり、あまり期待しとらんかったんだけど、思った以上によかった。

主人公のトムは、70~80年代のUKロック好きで、幼少期の回想シーンでは部屋にスミスとかジザメリ「サイコキャンディ」のレコードが飾ってある。そしてトムはなんかぱっとしない男なんだけど、ある日職場に新人の女の子が入ってきて、かわいいなあ、と思っていると、エレベーターで偶然二人になって、その時たまたまトムのヘッドフォンからスミスの「There is a light that never goes out」の音が漏れてて、なんとその女の子が「私スミス大好きよ。」という!!!これは完全にロックファンの妄想だ。・・・このシーン。



てゆうかスミスばい。舞台は現代のLAなんだけど、今時のLAでスミス聞いてる女の子なんているのか?笑



これは例えば日本で新人の女の子が「私もミスチル好きなんです!」とか言うのとは遥かに次元が違う。日本で言うと、職場のエレベーターでRCサクセションを聞いていて「RCサクセション大好きです」という新人の女の子に出会うような感じか・・・いやそれより低い確率だ。スミスはアメリカのバンドじゃないから。


(日本公開予定が2010年1月、邦題「(500)日のサマー」らしいです。この設定だけでグッときてしまったロック好きの人は以下はややロック面ではネタバレになるので注意)



そしてその後職場の懇親会?かなんかのバーでその子と一緒になるんだけど、その時トムがカラオケで歌うのが、Pixiesの「Here Comes Your Man」。いい歌いっぷりだった。



(ついでに
大学のとき学祭でコピーした懐かしのPixies"Gigantic"のライブ映像発見!こんなんなのかー。当時はまだYoutubeとかなかったな・・・)

アハ〜ン

で、この主人公トムのファッションが、仕事してる時のフォーマルとインフォーマルのバランスとか、細身のネクタイとベストの着こなしとか、ナイスで参考にしたい感じだったんだけども、プライベートの時は常にClashとかJoy Division!とかのバンドTシャツ着てる!笑 とこにまた共感。あとデートでIKEAに行くとことか。

で、ストーリーの方はというと、ベタベタなハッピーエンドではなく、一筋縄ではいかない男の苦悩も描かれていて、なかなかよいのではと思います。恵比寿ガーデンシネマとかでやりそうな感じ。そこまで音楽が全面には出てこない「Hi Fidelity」といったところか。監督はウィーザーのミュージックビデオとかを作ってた人のようです。ヒロインを演じたのはZooey Deschanelという人で初めて知ったんだけど、かわいいなあと思って調べてみたらDeath Cab for Cutieのフロントマンの奥さんで芸名はサリンジャーの「フラニーとゾーイー」のゾーイーからとったとのこと。


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