ダウンタウン

先週サンディエゴで最大のfashion valleyという所のショッピングモールに行ったけどイマイチ好みが合う店がなかったので、2年前にLAに行った時に一番気に入ったUrban Outfittersのサンディエゴ店を探してダウンタウンまで行ってきた。店でニューオーダーはかかっとるしジョイディヴィジョンのTシャツは売りよるし店員はまさかのリバプールのユニフォーム着とるし、趣味が合うねーという感じで服もナイスセレクションで安いしやっぱりいい店だった。これから1年間お世話になりそうです。(Tシャツコーナーを見る限りオバマは既にゲバラ並のTシャツイコンになっていた。)

ちなみにこちらの大学生のファッションはアバクロ/ホリスター/UCSD(University of California San Diego)のロゴ入りの服/胸部を大胆に見せる女性/でほぼ8割を占めている。日本では自分の大学のロゴ入りの服を着るなんてありえないと思うけどこちらではなんでみんな着ているのだろうか・・・

普段生活していると、大学の周りはLa Jolla(スペイン語で宝石という意味)という高級住宅地なので不況の影響を全く感じないが、ダウンタウンに行くと、中心部からちょっと歩くだけで空き店舗やホームレスが目に付き、不況を感じた。モルガンスタンレーのビルから数分歩いただけで空き店舗やホームレスに出会い、格差社会アメリカの象徴みたいだった。

日の一曲:New Order - Blue Monday

アメリカで最初のCD購入。Coffee&Cigarettesのサントラ。前から欲しかったけど日本だと高かった。「This is not a record shop」という洒落た名前のサンフランのレコード屋が送ってくれました。


今日は読書デーとすることにし、Coffee&Cigarettesを聞きながらエリック・ホッファーの自伝を読んだ。

彼は放浪者、季節労働者、沖仲士として一生を過ごしながら人生やアメリカや西洋文明・歴史への深い洞察を残した。

人生には奇跡と思われるような経験が何度かあると思うが、彼の場合そのきっかけになったのは人懐っこさと優しさからくるちょっとした勇気だったように思う。

運命的な女性との出会いやバークレーでの大学の仕事にも、彼は安住しなかった。

「どんな問題であれ、つねに答えを知っている人間がそばにいたら、自分自身で考えることをやめてしまうだろう」

彼は自分の頭で考えたことだけを信じていた。


「自己欺瞞なくして希望はないが、勇気は理性的で、あるがままにものを見る。希望は損なわれやすいが、勇気の寿命は長い。希望に胸を膨らませて困難なことにとりかかるのはたやすいが、それをやり遂げるには勇気がいる。闘いに勝ち、大陸を耕し、国を建設するには、勇気が必要だ。絶望的な状況を勇気によって克服するとき、人間は最高の存在になるのである。」


「人間という種においては、他の生物とは対照的に、弱者が生き残るだけでなく、時として強者に勝利する。『神は、力あるものを辱めるためにこの世の弱きものを選ばれたり』という聖パウロの尊大な言葉には、さめたリアリズムが存在する。弱者に固有の自己嫌悪は、通常の生存競争よりもはるかに強いエネルギーを放出する。明らかに、弱者のなかに生じる激しさは、彼らに、いわば特別の適応を見出させる。弱者の影響力に腐敗や退廃をもたらす害悪しかみないニーチェやD.H.ロレンスのような人たちは、重要な点を見過ごしている。弱者が演じる特異な役割こそが人類に独自性を与えているのだ・・・」


厳しい環境に身を置いて難しいことを考えており、彼の文体やライフスタイルからは一見ストイックな人のように見えるけれど、彼は人生を楽しみ、自惚れることなく自分にとって大事と思えること、やりたいこと、興味のあることに打ち込んでいるだけだ。「誰でも面倒さえ厭わなければ立派な本を書ける」と彼は言う。

「自分の仕事を意義深いものにしてくれと要求することは、人間の見当違いだと、かつてサンタヤナは言いました。産業社会においては、多くの職業が、それだけを仕上げても無意味だとわかっている仕事を伴っているのです」。彼は、どこにでもある仕事を真摯にこなしながら、しかし仕事に盲従することはなく広い視野を持ち、かつ仕事から学べるものは学び、仕事を通じて得られる出会いを楽しみ、「満たされることのない欠乏感と自らの価値に対する疑念」から逃れられなくても、自らの信念に従い、仕事をしない時間は最大限に使って誠実に楽天的に生きていた。・・・ってここまで書いてみてこれって結構普通やんと思った。いい感じの人はだいたいそんな感じで生きとる。感動するのは誰もが持っているはずの虚栄心や利己心が彼には皆無だからだろう。ベリークール。

猫とサッカー

久々に日本語が読みたくなったので、読みかけだった町田康「猫にかまけて」を読んだ。
動物を飼うことは、(にわかではなく)一つのスポーツチームを応援し続けることにも似ていると思った。
どちらも楽しみや喜びを与えてくれることが多いが、時には辛い時間を過ごすこともあり、自分の愚かさや弱さを見つめることにもなる。命に対して失礼だと思うけど、大切な猫が瀕死の状態で何とか希望をつないでいる時の気持ちと、自分のサポートし続けてきたチームが数十年ぶりの優勝がかかった試合で前半に0−3でリードされてしまった時の気持ちはよく似ていると思う。絶望に囚われ自分の無力さを実感し祈ることしかできない。

そして長い付き合いだからこそ経験する様々な感覚は、途中で養育を放棄する人やにわかファンでは経験できない強烈なインパクトを残す。パンク歌手であり作家である町田康に「ときに怠け心が起こっても、あとで後悔しないように全力で頑張ろう」などという最高にかっこ悪いことをあとがきで書かせてしまうのだ。



今日はこちらの食事情について。


サンディエゴのめし

(Click image to view all pictures.)


来る前はアメリカの料理はすぐ飽きて苦労するだろうと戦々恐々としていたが、意外と苦労してません。


一番でかいのはホストファミリーがフィリピン系なので日本人と味覚が似ているということ。

材料や作り方は違うけど、出来上がった料理の味の系統が日本とかなり似てる。よく「This is very similar to Japanese food !」と言ってます。


家には炊飯器があってほぼ毎日ごはんが食べられるし、ホストファミリーが日本食好きなので、家に箸や醤油、ワサビまで常備してある。授業の課題で「アメリカン・メキシカン・イタリアン・日本食でどれが一番好きか」という質問をホストファミリーにしたら全員日本食と答えていた。


特にお父さんのニックが日本食好きらしく、この前はサーモンの刺身を買ってきてくれた。久々にわさびと醤油で刺身が食えて、むちゃくちゃうまかった。お母さんよりニックの方が食にこだわりがあるらしく、よく料理をしている。今日もステーキを作ってくれて絶品でした。ニックはいつも意味もなく「バンザイ」「アリガトウ」と言ってます。トヨタの「カンバン」や「カイゼン」も会社で勉強したと言ってました。


この前ダイソーでみそ汁のお碗と急須を買ったので送別会でもらったみそ汁や日本茶も飲んでます。

みなさんどうもありがとうございます。

(サンディエゴではconvoyという地区に日系の店が集中していて、日本食のスーパーに加え、ダイソーやブックオフもある。)

ヒップホッパーのマイケルはインスタントのみそ汁が気に入ったらしくよく飲んでます。


大学にも、日本中国メキシコイタリアギリシャ台湾サブウェイバーガーキングと各国料理そろっているので今のところ飽きてません。


ということで1年間なんとかなりそう。というか外食ばっかだった日本にいたときよりマシな食生活を送っているかも・・・。



サンディエゴのホテルについて調べたのでメモ。

格安予約サイト
http://www.expedia.com/

以下の点からセレクト

○評価が4以上
○1泊1万円台
○交通の便が良い
○周りにレストランや店が多い
○プール付き
○センスが悪くなさそう
以下は3泊以上すると1泊1万円台に



サンディエゴで一番有名なホテル

風邪

風邪をひいてしまい、きのうは一日中寝ていた。

僕の場合、腹はよく壊すが風邪はあまりひかないし、ひいてもだいたい一晩寝れば治るので、特に風邪薬は持ってこなかったが、その治るまでが辛かったんでやっぱり持ってくればよかったとちょっと後悔。

寝ながら、iPodに入れていた椎名林檎10周年記念ライブの映像を見た。当日最前列で見ていたので映りこんでんじゃないかと期待していたところ、最後の方にほんの一瞬だけ映っとった。イエイ。といってもほんの一瞬やから自分にしかわからんと思う・・・。



今日は初めてネットでリバプールの試合を見た。
意外ときれいな画質で見れて一安心。
Torresの最初のゴールは圧巻、Aggerが久々に一発決めてくれ、パーフェクトな試合運びだった。


サンディエゴでプレミアリーグを見るには、以下の方法がある。

○テレビで見る(ホストファミリーの契約プランにサッカーチャンネルがないのでNG)
ダウンタウンのfootball pubに行く(朝早いとバスがない)
ESPN360で見る(すべての試合があるわけではない)
○ストリーミングで見る(windowsは無数にあり。macで見れるのはjustin.tvくらいのよう)
○ハイライトをfox soccer channelのサイトで見る

便利なサイト:Live Soccer TV

チャンピオンズリーグはこちらの時間だと昼11時半キックオフなので、午後授業があると見れない。授業がなければ、PCを持ち込んで見る(大学内どこでもワイヤレスでネットにつなげる)、もしくは大学で有志企画の観戦会に参加することになる。


代表の試合は、KeyHole TVというので日本のテレビにつなぐしかなさそうだけど、画質がイマイチ。まあワールドカップ予選も大丈夫そうだし、見なくてもいいか。


macでサッカーを見ようとすると選択肢が少なくなるので、海外でネットでサッカーを見るにはwindowsを持ってた方がよさそうです。

今日アメリカに来て初めてサッカーをしました。
(大学に芝生のコートがあるが、アメリカ人はサッカーしないからかいつも空いている。)

英語はイマイチ通用しなかったけどサッカーは通用しました。
今日は当たってて、かなりビッグセーブができたので覚えられたと思います。
やっぱスポーツをすると国籍が違ってもスムーズに打ち解けられるのでいいですね。


語学学校にいるブラジル人とかフランス人とかサウジアラビア人とやりましたが、みんなスパイクとかウエアとか持ってきてて、世界中のサッカー好きは考えることが同じだな、と思いました。
あと草サッカーレベルでもやっぱ日本人はガタイのでかさ、フィジカルでは全然勝てないですが、敏捷性ではかなり勝ててたので、日本のサッカーが世界で勝負するにはやっぱ敏捷性とスタミナだなー、オシムの言ってることは正しいな、と思いました。


そして、これを気にキーパーがよく使う英語を勉強。


クリアしろ Clear !
キーパーが取れる Keeper's!
戻れ get back
セーフティ play it safe
○番をマークしろ mark number ○
フリーだ you are open / ○○ is open
後ろから来てるぞ man on
ターンしろ turn
打て shoot
エリア内でやるな not in the box
前に出ろ come out
サイドにボールを出せ knock it wide
寄せろ get closer
当たれ hit/get him
サイドに押し出せ force him out wide




追記:
サンディエゴの2大ショッピングモールに行きましたが、サッカーシューズはどこにも売ってない・・・。
アメリカでサッカーをするにはスパイク持参がベターです。

キャンパス追記

今日新たに大学の中にゲーセンとビリヤード場とライブハウスを発見しました。

そして留学生向けの寮もかなりいい感じです。


冷静に考えて、僕が留学生だったら絶対アメリカに惹かれると思う。

次元が違うというか、いくらお金を集めてもまず土地の広さが全然違うので、留学生○万人計画とか言うんじゃなくて、日本の大学は少数精鋭にして質で勝負するしかないんじゃないかと思いました。でも質で勝負するとランキングの類いには反映されないんですよね。量の多寡でデータを取るので。僕の母校とかも規模が小さいので世界ランキングには絶対入れない。

ただ今日の授業で判明したのは、アメリカに住みたいと思ってる留学生は意外と少ないんですよね。公共交通機関が使えないとか、食べ物がヘルシーじゃないとか、マスプロダクション過ぎるとか。健康とか環境にコンシャスな人には評判が悪い。なので日本はそこで勝負できるかな、と思いました。


今日はキャンパスの写真を載せます。

Price Centerという、レストランやブックストアがある付近。



キャンパスに映画館もある。そして安い。

授業の前後に勉強している、Geisel Library



Read Write Think Dream


UCサンディエゴは西海岸の大学!という感じで自由な雰囲気で溢れている感じがします。
天気がいいと昼間は本当にあったかくてカラッとしてて気持ちがいい。
歩いてるとDJとかがいて音楽かけてます。
上昇志向が強くてがつがつ勉強したい人はバークレーとかLAに行くから、サンディエゴはまあそこそこで人生を楽しもうぜ、って人が多いんですかね?


そして、建物もモダンかつクールなデザインでかっこいいし、設備もかなり充実している。
公立でここまで快適なキャンパスライフが送れるなんて素晴らしいです。
税金使って贅沢しすぎ!とかって納税者は怒らないんでしょうか?
その辺の大学運営の仕組みはおいおい調べてみたいです。


あと、学校のオフィスから売店のお姉さんまで、スタッフのホスピタリティも大変素晴らしくて気持ちよく過ごせます。


そして明日と明後日はサッカーのチャンピオンズリーグ(こっちでは昼11時半キックオフ)なんで、学校にパソコン持ち込んで昼休みに見ようと思ってたら、イベントのリストがメールで送られてきて、Great Hallってとこで生放送見れるらしいです。わお。こんな大学で働けたら楽しいだろうなあ・・・。日本の大学も楽しい大学にしたいですね。

ホストファミリー




ども〜!皆さんお元気ですか。
サンディエゴに着いて一週間が経ち、だいぶ土地勘もついて慣れてきました。
あれほど苦手だった早起きもこっちにきたらなぜか全然OKになりました。


毎日ブログ更新できるんじゃないかと思ってましたが、ホストファミリーにいろんなとこに連れ回され疲れ果て、なかなか更新できませんでした・・・


ホストファミリーはフィリピン系のアメリカ人で、夫婦と二人の息子がいます。それに同じ学校に通うヨンスという25歳の韓国人のハウスメイト。


親戚のバースデーパーティに行ったり、近くに住む親戚の家にダベリに行ったり、カジノに行ったりして、連日深夜の帰宅です。連れて行ってくれるのはいいんですが、僕はわりと家にいるのが好きなタイプだし、まだ英語がカタコトなんで、こうも連日出かけるとかなり疲れるし、いきなり親戚の集まりに行ってもそんなにやることないんで、正直早く帰って英語のトレーニングをしたい。学校が本格的に始まるのは明日からで、インプットする間もなくアウトプットばっかりなんでスカスカだ。


昨日はお父さんの弟のバースデーパーティで、酒が出たので酔っぱらい、「バーとカラオケに行ってくるから」と、数時間親戚か誰かの家のソファに放置され、一時半に帰ってきました。笑


僕は疲れてたんで断ったけど、ハウスメイトのヨンスは、一回目のカジノ(週に2回かよ!)と次男のマイケルの友人の集会(どんな集会かはここでは書けない)にも出かけ、今日もマイケルとストリップクラブに行くと言って出かけてました。パワフルです。僕はそういうワイルドな遊びをするタイプじゃないし、そういう気分でもないんで、誘われても適当に断りつつやっています。全然表現のストックが足りないんでまず最初の半年はしっかり勉強が必要です。


ホストファミリーのメンツは、お父さんのニックは航空関係のエンジニア、お母さんのグレイスはUCサンディエゴの、日本で言うと人事部?に勤める大学職員、長男ネイサンはどこかのお店で働く24歳、次男のマイケルはハンバーガーショップのパートタイマーの19歳。

この次男坊マイケルが典型的なアメリカのサバービアの中産階級のドラ息子って感じで、親に買ってもらった車を乗り回して、いつも爆音でヒップホップをかけていて、ここでは書けないイリーガルな遊びもやってるみたいです。でもだれにも分け隔てなく接していていいやつのように思います。

それに対して長男ネイサンは、わりと静かめでエキゾチックな佇まいの好青年と言った感じで、ストリップに対しても「彼にとっては楽しいのかもしれないけど、僕にとっては楽しくない」と言ってました。


そしてハウスメイトのヨンスが本当にいいやつで、気も利くししっかりしてるし英語もできるので、いつもいろいろと助けてくれて本当に助かってます。ありがとう。なかなか名前が覚えられなかったけど、「チェ・ヨンス」と同じ名前か!と思って覚えられました。名前はパクなんで「パク・チソン」+「チェ・ヨンス」で覚えました。


(語学学校には韓国人が多くて、よくWBCの話になって鼻が高いです♪)


なんか脈絡なくなってしまいましたが、明日早いのでそろそろ寝ます。読み返してみたけど、明らかに日本語が下手になってる?


明日月曜から語学学校の授業が始まります。(先週はテストとかオリエンテーションで終わりました。)


今週はなるべくブログを書きたいと思います。サンディエゴについて、天気について、食事について、学校について、サッカーについて、などなど・・・。


写真はカジノです。撮影禁止だったので微妙な写真ですいません・・・

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