ラファの理想


最近サッカー関係のことは書いてないけど、この希望の少ない苦しいシーズンでも、アメリカにいても、(観戦前に結果を知ってしまった場合除いて)リバプールの試合は全試合フルで見てます。なんかこう、調子がいいときしか見ないファンとかってなんか嫌じゃないですか。苦しい時にこそ側にいるのが友達というものでしょう。それになんかもう、歯磨きみたいな感じで見ないと気持ちが悪い。

で、今日の試合、今頃になってやっとラファがシーズン前に描いていた理想が実現したんじゃないかと思う!

初めてベストメンバーがそろった状態でアクイラーニが先発して、鋭いパスとか華麗なボールさばきとか前線への飛び出しとか、獲得時にみんなが期待してた働きを見せて、最近やっと一皮むけた感があるバベルがサイドや中に突破して、右サイドからジョンソンが崩す、という昨シーズンなかったものが初めて全部そろい踏みで見れた試合でした。アロンソを放出せざるを得なくなって、ラファはこういう風なサッカーを目指したんだろうな。

試合中、こんな華麗なコンビネーション見るの久々だなあ、と思って、シーズン開始前にBBCで誰かがリバプールが優勝するって予言してたのを思い出して、あの人はリバプールが今シーズンはこういう試合をしまくるはずだって予想したんだろうなあ、俺もそうだったよ、とちょっと感慨ぶかい気持ちになりました。願わくばこのままアクイラーニとバベルがブレイクし続けてほしいです。

サッカーにはいろいろな楽しみ方があるし、サッカー以外にも楽しいことは世の中にたくさんあるけど、心配と落胆と歓喜をくりかえしながら、こうやって何の因果か異国の一つのチームを応援し続けるというのも、他のどんなアートやエンターテイメントにも負けず劣らず楽しいよ、と僕はいいたい。 いつか子どもができたらそんな風に教えたいです。そして、この楽しさを味わうのに社会的地位とか貧富の差とか頭の良さとかそういうものは全然関係ないのです。サッカー万歳。

追記:あとレイナが左サイドのバベルに通したパントキックが素晴らしかった。今まで見たキーパーのキックの中で一番かも。

Liverpool 4-1 Portsmouth


Aquilani v Pompey


今日の一曲:

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